確定拠出年金の仕組み
確定拠出年金という名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、どういったものかを詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。確定拠出年金は積み立ての一種で、いわゆる3つある3階建てのうちの3つ目です。一つは国民年金という、個人事業主などが加入する年金で、会社員でない人はこれに加入します。もう一つは厚生年金で、会社員の加入する年金です。以前は公務員は別の名前のものでしたが、現在は公務員も厚生年金に加入しています。
3つめの年金が確定拠出年金で、国民年金や厚生年金に加入した上に、さらに積み立てられるものです。おすすめとしては有名なiDeCoという個人型確定拠出年金で、投資するかのように積み立てが出来ます。サービスとしては銀行や金融機関など、いくつかのところでiDeCoの口座を持たないかと宣伝をしているので、名前で選んだり、サービスや特典で選ぶと良いかもしれません。お金を眠らせておくなら、iDeCoに入れておきましょう。
退職時の移換手続きの注意点
確定拠出年金を企業型で入っていたり、故人で老後のためにしている人が増えています。このような人が退職した場合どうなるのでしょうか。企業型では、同時に加入資格を失うことになりますから、年金資産の移管先は状況によって変わってくることとなるのです。自営業者や専業主婦（夫）になる場合は個人型の確定拠出年金に移換できます。別の会社に就職する場合は、その会社の年金制度によることとなります。会社に確定拠出年金があればそちらへの移換がない場合は個人型への移換が可能です。企業独自の制度で加入条件を定めているケースもあるので注意が必要になります。
注意を要する点としては、企業型確定拠出年金からの移換手続きには6か月以内という期限があります。厳密に言えば、加入資格を失った日が属する月の翌月から数えて6か月以内の間に所定の手続きを済まさなくてはならないことです。さらに注意が必要なのは、加入者資格の喪失日についてで、企業の場合加入資格の喪失日は退職日の翌日を起算日とすることとなります。